リアリティーキャプチャーによる3Dモデル制作
リアリティキャプチャーとは現実世界にある物体をレーザースキャナーや写真計測により3D化する手法の総称です。元々は建築現場や航空測量で使われていた技術ですが最近ではエンターテイメントの分野でも使用されるようになっています。アフタイメージではプロジェクションマッピング用に使用する構造物の3D化はもちろんのこと、車や小物に至るまであらゆるものを計測し3Dモデル化します。
リアリティーキャプチャーには様々な手法や機材があるので対象物と求める精度によって最適な計測方法をご提案いたします。
フォトグラメトリー(写真測量法)
対象を取り囲むように多数の写真を撮影し、専用のソフトウェアで解析することにより3Dモデルを抽出する手法です。ビルやお城のような大きな建物であってもドローンを使用して周囲を旋回しながら撮影することで3D化することが可能です。写真の解像度や鮮明さがクオリティーに直結するので可能な限り高解像度で撮影する事と画像がボケないようにパンフォーカスで撮影します。
レーザースキャナー
測量器のように三脚に設置し、自立回転しながら周囲の環境を3D計測します。死角をカバーするために最低でも対象物の周囲4点から計測します。比較的短時間で100M以上の範囲まで計測することが可能で光源を必要としないため夜間でも計測できます。
3Dデジタイザー
物体に触れずに3次元形状を取得する「非接触式3Dデジタイザー」は固定式やアーム式、ハンディタイプのものなど製品群が多岐にわたります。精度の高いスキャナーを用いればミクロン単位の凹凸まで高精細に再現できるのが特徴です。スキャン回数が多くなるにつれ誤差が広がりやすいので対象を見極めて適切なアングルとスピードでスキャンする必要があります。